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レコードプレーヤーの出力ケーブル交換 THORENS TD147 / CANARE L-2B2AT [ターンテーブル]

 
 
カナレのラック配線用2芯シールド、TL-2B2AT
このケーブル、フォノ (レコード出力) 用に使ったら、とても良いのでびっくり。
アキバのトモカで1mたったの50円。 
モガミとかベルデンとか数限りないケーブルを試してたどり着いた、っていうと大げさかな。 
 
Thorens TD147 CANARE L-2B2A T (11).JPG 

 
 



以前、当ブログに登場したトーレンスのTD147。
今回、こいつの出力ケーブルをカナレL-2B2ATに交換する事にしました。
このTD-147に関する過去記事はコチラ。 
 
Thorens TD147 CANARE L-2B2A T (10).JPG 
 
 
 

 
 
昨今、オーディオで一番儲かるのはケーブルだそうで。
何のゲインもないケーブル風情に貴賤が生じたのは20年ほど前からでしょうか。
特に、ここ10年はとんでもない事になってますねぇ。電源ケーブル10万円とか、スピーカーケーブル150万円とか。これって、カルト以外の何物でもないと思うのですが。
 
ケーブルは適材適所が望ましいのであります。日常的な音量では1アンペアも流れないようなスピーカーケーブルや、数ミリボルトしか流れないフォノケーブルに小指ほどの太さがある線を使うのは意味があるんでしょうか。それより端子やプラグの清掃をした方がずっと効果があると思いますが。
 
音が良いので定評のあるウェスタンエレクトリック(WE)のケーブルなんか戦前の代物だからOFCでも何でもないし特に太いわけでもない。それでもWEには魔物が宿っているというか、何であんなに良い音なんだろ?おっといけねぇ、これってカルト?σ(^_^;) 
 
 

 
 
話がそれました。カナレのL-2B2ATはこんな構造。
紅白同じ太さの線+ドレン線が撚られており、その周囲をアルミ箔で包んであります。アルミ箔にはドレン線が常に接触しているから、シールドするにはドレン線を半田付けすればOK。 
つまり2芯シールドってやつですね。主にバランス伝送(平衡伝送)に使用されます。一般的に民生用オーディオでは1芯シールドだけど、こういった不平衡伝送の場合も、正・負とも信号は流れているので、出来れば2本とも同じ太さ・構造の線が望ましいので、2芯シールドをうまく活用すればなかなかいい結果が得られるというわけです。 
 
Thorens TD147 CANARE L-2B2A T (14).JPG 
 
 
 
 
TD147の出力ケーブルは矢印の部分。手前がアース線、後ろの太いのが音声出力。 
 
Thorens TD147 CANARE L-2B2A T (12).JPG 
 
 
 
音声出力ケーブルはアーム根元横のラグ板に半田付けされています。
上から左chコールド、ホット、グラウンド(アース)、右chホット、コールド。 
 
Thorens TD147 CANARE L-2B2A T (13).JPG 
 
 
 
線の端末処理。アルミ箔とドレン線は取り除いてしまいます。
 
Thorens TD147 CANARE L-2B2A T (1).JPG 
 
 
なぜかというと、2芯シールドの場合、信号の入り口ではアースを取らず、出口をアースするというのが定石だからです。オーディオにおける送り受けのインピーダンスはロー送り、ハイ受けが基本で、インピーダンスの高い方にアースを接続します。高い方が静電誘導の影響を受けやすいので。
 
 
念のため収縮チューブで処理。 
 
Thorens TD147 CANARE L-2B2A T (2).JPG 
 
 
 
 
半田付け。手早くやらないと熱がアームから来てる細い線の方へ伝わり半田浮きの原因に。 
 
Thorens TD147 CANARE L-2B2A T (3).JPG 
 
 
 
カバーを元通りに装着。 
 
Thorens TD147 CANARE L-2B2A T (4).JPG 
 
 
 
 
スプリングなど、フローティング機構に干渉しないようにケーブルの引き回しを調整、固定。 
このL-2B2ATは太さと柔らかさがちょうどよく、オリジナルと変わらなくて調整しやすいです。
TD147の場合太いケーブルや硬いケーブルはフローティング機構に干渉するからダメ。
LINNのLP-12と一緒ですね。太けりゃ良いってものでもないんです。 
 
Thorens TD147 CANARE L-2B2A T (5).JPG  
 
 
 
 
出力プラグに半田付け。こちらにはシールドのドレン線を半田付けします。
ケーブルが赤いのは、右chを識別できるよう収縮チューブで加工したから。 
 
CANARE L-2B2AT SWITCHCRAFT 3502AAU (2).JPG 
 
 
 
交換完了。
プラグはお気に入り、スイッチクラフトの3502AAU。銃弾の薬莢のようなソリッド感。
がっちりした作りでこれを使うと他のプラグが頼りなく思えてしまいます。 
 
Thorens TD147 CANARE L-2B2A T (9).JPG 
 
 
さて試聴。
 
これはビックリ。オリジナルケーブルとはまったく違います。音場がぐっと広がりました。
定位感も良く、広がるんだけど曖昧にならず。ヴォーカルはビシッと真ん中に来ます。
高域に刺激的なところは無くなったし、低域も締りが良いながらもたっぷりとしている。
多分気のせいでしょう・・・と言いたいところですが本当に劇的に良くなりました。
おそらく元のケーブルや半田が劣化していたからではないかと思います。
 
それと、まるで違うのはノイズの少なさ。アルミ箔シールドが効いています。無音時ボリュームを上げた際のノイズの少ない事! 
元のケーブルは 「何で天下のトーレンスが?」 と思うようなショボい代物で、シールドは網線ですらなかったのでやたらとノイズを拾いました。
 

 
 
 
良い結果が得られたので、サブで使用中のテクニクス、SL-10も同じケーブルに交換しました。
 
この機種に関する過去記事はコチラ。 
 
Technics SL-10 CANARE L2B2AT (2).JPG
 
 
 
たまたま家に在庫があったからといって、アースに銀線を使うのはバカだと思いますが・・・σ(^_^;)
ちょうどいい長さのリード線が無かったので。以前余分に買ったやつが余っていたんですよ。  
 
Technics SL-10 CANARE L2B2AT (1).JPG 
 
 
 
で、驚いたのは音が変わった傾向がまったく同じであった事。 
おそらくこのケーブルの個性なのだろうと思います。交換前にSL-10で使っていたのは価格が
100倍もする、ぶっといモンスターケーブル。比べてみたけど、どう聴いてもカナレの方がいい音。
やはりケーブルは適材適所なんだなぁ、と思ったりしました。
もっともこのモンスターケーブルはライン用(という名目で売られてた)で、フォノ用じゃなかったし。
でもこのカナレだって本来ラック内配線用でフォノ用じゃないんだよなぁ。まあこういう偶然な発見も
あるって事にしといてくださいな。フォノと意外に相性が良かったって事で。 
同じ2芯でも、個人的にはBELDEN88760よりずっと好みですね。 
 
ところで片側アースということでケーブルに方向性があるけど、いちいちプラグをばらして確認する
のは面倒なので、以前先輩に教えてもらった小ワザ。
ケーブルの印字を読む方向に信号を流す事を前提に上流⇒下流と決めれば一目瞭然!
 
CANARE L-2B2AT SWITCHCRAFT 3502AAU (1).JPG 
 
 

今回はこんな感じ。最後までありがとうございました。m( __ __ )m
 
 

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コメント 12

たいへー

そーゆー所にこだわると、無制限ですからねぇ。
たかがケーブル、されどケーブル。
音は変わりますよね。
by たいへー (2014-03-25 07:17) 

artfuldodger3

素材よりも絶縁方法、長さ、防振方法に効果が表れるのかな?とは個人的には思いますね PCオーデイオのUSBケーブル再認識しましたから。ケーブルの高額化は線材の純度からですが、オーデイオFSKの様な作り込みに、その価値が有る気がします・・音の好き・嫌いは別にしてですが
by artfuldodger3 (2014-03-25 07:20) 

okko

オジチャン、難しい言葉ばかりでわかりません。コーヒーはホットかコールドか?ドレンでもいいです。サヨナラ。
by okko (2014-03-25 14:52) 

UNCLE

どうしてドレンと呼ぶんでしょう、そこから何かが抜けるのかな^^;

たしかにオーディオを語らせる方々は、いろいろな説があるんでしょうね。
投資に見合う物があるのか、私には分かりませんが。
by UNCLE (2014-03-25 22:00) 

まめぞう

☆たいへ~どの
確かに変わりますね。価格に比例しない事が多いのも確かですが。^^

☆artfudogger3サマ
個人的には線材よりも構造と長さ=静電容量の変化=音の変化だと思ってます。抵抗はmΩ単位でしょうから赤銅でもOFCでもPCOCCでも.999999でも音には影響しないかと。

☆okkoサマ
おっと、座布団いちまい!
「アイスですかホットですか?」
と聞かれたら迷わず
「コールド!」
これがナウい(古っ)のだ!ヾ(≧▽≦)ノ

☆UNCLE様
多分エアコンのDrainと同義語だと思います。
アース記号もそんな感じ(地面に落としてしみ込ませるような)だし。^^
そういえば昔、アンプに重石を乗せると音が良くなる、なんて説がまことしやかに流布されたことがありましたっけ。
本当にそんなアンプがあるとすれば間違いなく不良品(笑)。
趣味の世界にオカルトはつきものですねぇ。楽しいな~、っと!ヾ(=^▽^=)ノ
by まめぞう (2014-03-26 09:27) 

JG

1986~7年はじめてもらったまともなボーナスでケンウッドのそれなりのシステムコンポ(懐)を購入。気張ってSPだけワンランク上に。そして、RCAケーブルに金メッキ端子のものを選ぼうとしたら、「失礼ながら、お客様の買われた位のものですと、普通のケーブルでもまったく差はありませんよ」と言ってくれた店員さん。当時、ちょっと腹が立たないでもなかったけど、良心的だったんだなあ、と思っています。
by JG (2014-03-31 12:58) 

まめぞう

☆JGさま
そういえば最近、金メッキじゃないケーブルを探す方が大変ですよね。
安~いDVDプレーヤーの付属ケーブルなんかでも金メッキだし。

高圧送電線みたいに長~い距離だと素材も影響するのかな、と思ったら、
何万ボルトともなるとほとんどケーブルの表面だけを流れるんですってね。表皮効果とか何とかいうらしく。で、電流の流れていない中心部を使って通信に役立てよう、という試みがあるとかないとか。いやもう、何だか訳が分かりません。^^;
by まめぞう (2014-03-31 16:19) 

moonrabbit

基本ず~っとカナレな人です。
まぁOFCなら何でもオッケーです。w

スタジオで使っている以上の再生装置なんて150円の桜餅を10万円の皿に乗せて食べているようなもんだと昔から思っていますので、電気的に多少の違いがあっても、良い特性=いい音ではないのでプラシーボ(または自己満足)のなせる技だと思っています。

モニターを色々交換すると、ある程度の時間でその音に対する脳内補完が始まりますので、元に戻すと音のバランスが全然違う音に聞こえます。なので相対的な環境変化を如何に楽しむかがオーディオなのではないかな?と。w
by moonrabbit (2014-04-13 11:30) 

まめぞう

☆らび師匠どの
そういえば現在使っているベルデンのSPケーブル、たしかスズメッキの普通の銅線でOFCでも無かったような記憶があります。一段細いやつに先日替えたのですが、定位感とか奥行き感、透明感がすごく良くなりました。その前は某社のぶっとい奴だったんです。適材適所だったのか、相性なのか、あるいはおっしゃるように環境変化で新鮮に聞こえたのかもしれませんね。価格は10分の1ですから、プラシーボでは無いとは思いますが(笑)。
まぁいずれにしましても、100万円のCDプレーヤーと1万円のCDプレーヤー、音の差は99万円も無いと思います。あと、よく聞くのが電源をきれいにするとか電柱から専用線を引くとか。だってオーディオ機器の電源回路って、ブリッジダイオードで片側に寄せられコンデンサで平滑されちゃう訳だから何の意味もないですよね。ノイズも吸収されちゃうし。結局電源をいくら強化してもキレイにしても、機器内部の電源回路の設計以上の性能が出るわけがない。プラシーボと自己満足以外の何者でもないと思います、ええ。
by まめぞう (2014-04-15 16:13) 

富

あけましておめでとうございます。
年末に秋葉の千石へコンデンサーやゴムベルトを仕入れに行ったついでに、トモカに寄ってこのケーブルを購入。 先々月に某オフにて仕入れたVictorのターンテーブルのケーブルと交換しました。 まめぞうさんのインプレッション通りを私も感じ入っているところです。
今年もご健闘を。
by 富 (2015-01-07 22:54) 

武田龍馬

はじめまして。私もKP-990の出力ケーブルをモガミのケーブルに交換しました。皆さんの参考になるかもしれませんので、私のブログとfacebookにリンクを貼らせてもらってよろしいでしょうか。
よろしくお願いします。
by 武田龍馬 (2017-07-02 19:24) 

まめぞう

すみません、何だか良く分かりません。
貴殿のKP-990を、モガミのどのケーブルと交換されたのでしょうか?
いずれにしましても、当ブログはfacebookとは、まったく無縁です。
リンクはご遠慮ください。
申し訳ありません。facebookやツイッターには興味が無いので。

by まめぞう (2017-07-02 19:35) 

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